寝たきり老人のむくみの原因と解消法を探る!

寝たきりになると、むくみや拘縮など様々なものが出てきます。特にむくみは寝たきりでなくても悩まされている人が多く、場合によっては何らかの病気のサインの可能性もあります。今回は寝たきり老人のむくみの原因とその解消法について説明していきます。

むくみとは何?

むくみは細胞間質と呼ばれる細胞と細胞の間に存在する所に組織液が増加した状態のことを指します。普段の生活習慣や何かしらの病気などが原因により起き、女性に多く見られます。冷え性や血行不良になったりするので、身近な存在と言えます。

むくみが起きる原因

むくみが起きる原因は様々です。ここでは、いくつか紹介していきます。

病的要因

心不全や腎炎、腫瘍といった病気が原因でむくみが起きる場合があります。共通している所は血液など体の水分の保持や排出などを上手くコントロールできない部分にあります。

 

心臓や血管から来る場合は静脈に血液が溜まり、血管内から血管外に大量の水分が移動することで生じます。むくみが出る場所として、足が多いです。腎臓などから来る病気によっては眼瞼や陰嚢などにもむくみが出てきます。

 

心臓から来ているのか、腎臓から来ているかなどを判断していく際はむくみの出た場所やそれ以外の症状を見て、判断していく必要があります。何の病気かが分かったら、適切な治療を受けていくことになります。

 

生活要因

普段の生活習慣が積み重なることでむくみが生じることもあります。

 

①食生活から来るもの

普段の食生活の中でカリウムが不足していると、むくみを助長させてしまう可能性もあります。細胞内外の浸透圧はカリウムとナトリウムがバランス良く働くことで保たれており、どちらかが偏っているとバランスが崩れてしまいます。結果、細胞間質に組織液が溜まってむくみを引き起こすのです。アルコールを過剰に摂取することで脱水症状になることでも発生したりします。

 

②姿勢から来るもの

長時間立ち仕事やデスクワークを行っていると、筋肉が上手く収縮できなくなります。結果、重力の影響で足にむくみが生じやすくなります。普段の生活や仕事の中で同じ姿勢を避けることが重要で適度に体を動かしていくことが必要です。

③筋肉から来るもの

運動不足や過度なダイエットにより、足の筋肉が衰えて血流を上手くコントロールできなくなることでむくみが生じる場合もあります。前述にもあったように体を動かす習慣を付けることが大事です。

ストレス要因

人間誰しも大なり小なりのストレスを抱えています。このストレスがむくみを引き起こす場合もあります。ストレスが生じると、副腎からコルチゾールというステロイドホルモンが分泌されます。結果、顔や腹部などにむくみが生じます。また、筋肉が緊張して使われなくなると、むくみを助長してしまいます。

寝たきりでむくみがおこる原因

寝たきりでむくみが起きることも少なくないです。その原因について密着していきます。

体を動かす機会が下がったため

脳梗塞などによる麻痺や骨折などの外傷で体を動かす機会が減り、血流が悪くなることで起きる場合があります。足などに血液が溜まり、結果としてむくみが出てきます。このケースが多くなっており、寝たきりにならないようにしていくことが求められます。

 

場合によっては足に静脈瘤ができてしまう場合もあり、手術の必要性も出てきます。この静脈瘤をいかに作らないようにしていくかも大事になってきます。

 

食事を取るのが難しくなったため

まともに食事が取れなくなり、タンパク質やミネラルなど栄養バランスが崩れてしまう場合があります。結果、浸透圧のコントロールが不安定になったり、血液中のタンパク質が低下し、むくみが生じます。

心臓が働きにくくなったため

寝たきりになることで筋肉の力や血液量が減少することで心臓の働きが弱まってしまいます。結果、血流が滞ってむくみや起立性低血圧といった症状が見られるようになります。心不全や心筋梗塞、拡張型心筋症といった病気がむくみを引き起こします。

寝たきりの老人におこるむくみとは

寝たきりの老人におきるむくみについてさらに紹介していきます。

腎臓から来るむくみ

 

①腎臓の役割について

腎臓は体内の老廃物や毒素を尿として排出したり、水分量の調節、血液の状態を整える役割を持つ臓器です。

②腎臓の機能が低下するとどうなるか

腎臓の機能が低下することで尿を作りにくくなったりします。結果、体内に毒素や老廃物、余分な水分が溜まり、むくみや尿毒症といったものを引き起こしたりします。尿たんぱくが見られると、注意が必要になってきます。

 

③どんな病気があるか

腎不全やネフローゼ症候群、急性腎炎といった腎臓の病気がむくみを引き起こします。

肝臓から来るむくみ

①肝臓の役割について

栄養素の代謝や貯蔵、胆汁という脂肪の消化・吸収に関わる分泌物の生成、アルコールなどの解毒作用を持っている臓器です。

 

②肝臓の機能が低下するとどうなるか

アルブミンというタンパク質を生成しにくくなることで細胞間質に組織液が入り、むくみが生じてしまうのです。腹水や倦怠感といった症状が見られたりします。

 

③どんな病気があるか

肝硬変や肝炎といった病気が挙げられます。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれる程、自覚症状がが出にくいため、注意が必要です。

寝たきりのむくみを解消する方法

寝たきりのむくみを解消するための方法を紹介していきます。

寝たきりの時の顔のむくみの解消法

 

①食生活を見直す

食生活を見直すのは顔だけでなく、手や足のむくみを解消する上でも大切です。カリウムとナトリウム、ビタミンやタンパク質などをバランス良く摂取していくことが大事になってきます。

 

②マッサージを行ってむくみを解消する

マッサージを行い、リンパ液の流れを整えるのもむくみを解消する上で大事になってきます。具体的な方法として、まず人差し指、中指、薬指を頬骨の筋肉に当てます。垂直に円を描くようにほぐしていきます。次に指でフェイスラインをつまみ、ほぐしていきます。指で頬の筋肉をつまみ、ほぐしていきます。また、口を大きく開けたり、目を見開いたりする顔面の運動を繰り返すことで顔面のむくみを解消していきます。

寝たきりの時の手のむくみの解消法

 

①運動を行う

手を開いたり、閉じたりする、手首を回したり、振ったりすることで手を動かしていきます。この時、手を心臓より少し高い位置に持って行くことが大事です。

 

②ツボを押してマッサージを行う

親指と人差し指が交差する部分を押していきます。合谷と呼ばれる手の甲に存在する場所になります。1度につき3秒以上押さえるのがポイントです。ここが終わると、他の指と指の間も押していきます。指のむくみに対しては爪の周りや指の側面を押して解消します。他にも肘を軽く曲げた時にできるシワの先端などを押すのも効果的です。

寝たきりの時の足のむくみの解消法

 

①運動を行う

足首を動かしてむくみを解消していくのが大事です。つま先を上げる運動を10回1セット行います。

②マッサージを行う

手を握った状態でくるぶしの所を指の関節を使ってなぞるようし、アキレス腱の方にリンパ液を流していきます。

③弾性ストッキング

弾性ストッキングを着用し、血流を促すようにしていきます。

むくみを解消して少しでも楽な状態に

むくみは寝たきりの時だけでなく、私達の日常生活において身近な存在で見逃せない存在と言えます。寝たきりの場合は体を動かすことが少なく、むくみになりやすいです。いかに体を動かしていくか、マッサージなどによって血流を促すかが重要になってきます。

 

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